お知らせ
Q.築地にホテルがあったって本当ですか?
「つきじ江戸文字と歴史伝承の会」が紹介します!
①築地の歴史を知りたい
②日本初の本格的洋風ホテルがあった築地
③築地の歴史がわかる場所は?
①築地の歴史を知りたい
江戸時代前期に「西本願寺別院」が建てられたことが築地の始まりになります。
「西本願寺別院」は今の築地本願寺ですね。^^
▲の写真は1847(弘化4年)年に歌川広重により描かれた西本願寺別院『東都名所 築地御門跡』です。
江戸幕府から公認されたお寺で、その他58の寺が集まり当時は寺町を形成していました。
▼今でも築地本願寺以外に、お寺がいくつか存在します。
1657(明暦3)年に発生した「明暦の大火」で本願寺の本堂が焼失しましたが、1679(延宝7)年に再建されました。
1923(大正12)年の関東大震災で再び、本願寺は焼失しました。その後の東京復興計画によって、本願寺周辺にあった小寺が郊外に移転しました。
▼その跡地にできたのが、今の「築地場外市場」です。
▼1934(昭和9)年に再建されたのが、現在の築地本願寺です。
築地本願寺は、「浄土真宗本願寺派」の関東の拠点となっています。
古代インド仏教様式の建築で、とても特徴的な建物ですね。
どなたでも自由に入れるため、観光地としても人気が高いです。
明治時代に入ると、築地は貿易で来日した海外の方たちの居留地として使われました。
▼寺院、海外の方への居留地、そして市場といつも人との交流を行っていた場所が築地でした。
①1625(寛永2)年に江戸幕府公認「西本願寺別院」が建立された時から
②東京復興計画によって周辺の小寺が移転。その跡地に「築地場外市場」が誕生
③明治時代に入ると海外の方への居留地として賑わっていた
※参考出典元:三井住友トラスト不動産「東京都東京湾岸」
②日本初の本格的洋風ホテルがあった築地
▼1869(明治2)年、歌川国輝(二代)により描かれた築地の様子「東京築地鉄砲洲景」です。
絵の左側が新島原遊廓、右側が海外の方たちの築地居留地、そして右上の洋館が「築地ホテル館」です。
この築地ホテル館が日本で最初の本格的洋風ホテルです。
▼こちらが当時のホテルの写真です。
1869年1月(明治元年11月)に開業した「築地ホテル館」(英語名では「Yedo Hotel」)
築地居留地の開設にあたり、イギリス公使から幕府へ外国人用ホテルの建設の要請がありました。
これを受けて幕府の軍事教練所だった「海軍所」の跡地に建設されたものです。
築地ホテル館の部屋数は102室ありましたが、1872(明治5)年の「銀座大火」で焼失してしまいました。
▼写真の右側に映っているのが築地波除神社です。左の市場の跡地に築地ホテルがありました。
①イギリスからの要請を受けて1869年1月(明治元年)に開業した築地ホテル館
②客室数は102。海外の貿易関係者向けに使用されていた
③1872(明治5)年に焼失、現在は築地市場跡地になっている
住所: 東京都中央区築地6丁目20−6
▼場所はこちらです。
③築地の歴史がわかる場所は?
今回江戸・明治時代の築地を紹介しましたが、「もっと築地の歴史を知りたい」と思われたらここがおすすめです。
築地共栄会にある「築地よりみち館」です。
▼ここで築地の歴史を見ることができます♪
どなたでも無料で入れます!
江戸時代、明治時代の築地の様子を写真や錦絵でご覧になれます。
築地のおすすめの観光スポットです♪
▼海鮮、海苔、お茶、漬物、お惣菜など築地ならではの食品を買えます◎
▼築地銀だこ本店やスイーツ、カレーパンなどちょっとした軽食もできます♪
店舗所在地:
〒104-0045
東京都中央区築地4丁目7−5築地共栄会ビル2階
電話:03-3541-6521
営業時間:8:30~15:00
休業日:日曜・祝日・市場休市日・12/28~1/4
利用料金:無料
最寄り駅:地下鉄日比谷線「築地駅」から徒歩3分
▼東京メトロ日比谷線「築地駅」から「築地Kyビル」までの道のりはこちらです。
今回は、築地の歴史として【築地ホテル館】を紹介しました。
築地市場は、83年の歴史があります。
市場の歴史と共に歩んだのが築地の代名詞となっている【江戸文字】です!
▼築地場外市場の看板は、その江戸文字で書かれています。
【つきじ江戸文字と歴史伝承の会】では、江戸文字の素晴らしさを伝えるために体験会を定期的に開催しています。
体験会にご参加されると
✅江戸文字の歴史がわかる
✅江戸文字の書き方がわかる
✅お好きな文字で江戸文字を書ける
✅その文字で千社札シールやぽち袋を作れる
「はじめての江戸文字体験会。見るとやるとで大違い!とても貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。」
(東京都中央区在住 男性の方👨)